恒例の今週の絶対可憐チルドレンの感想です。紫穂にスポットを当てた今回の話、一言で言えば「深い」です。ぱっと読めばけっこう爽快な話になっていますが、能力を持ったばかりに、10歳の女の子が知るべきではない人間の汚い部分まで知り尽くしてしまってるんですね彼女は。そんな少年誌には重過ぎる部分を、薫がいい具合にカバーしてくれてます。薫のオヤジ妄想(完全に横島だよ!)に対する皆本と紫穂パパのダブルツッコミが妙にツボでした。
絶チルのテーマは個人的には「居場所」ではないかと思っています。今回の話では紫穂が気丈に生きていけるのは、自分のことを守ってくれる、心配してくれる、本気で信じてくれる仲間や上司、父親がいるから。そして、それをいつも「知る」ことができるから、彼女はBABELに自分の居場所を見つけることができるんだと思います。でもそれは同時に、自分に対するささいな「裏切り」によって「居場所」があっさりと崩れてしまう可能性を持った不安要素でもあるわけです。だからチルドレンの中で一番悪魔に堕ちていく可能性が高いのは彼女なのでは?と思った今週でした。
ごめんなさい、気づいたら長々と持論を展開してしまいました^^;とりあえず遂に葵にスポットがあたる来週の話が楽しみだってことです。
サンデーその他感想
・ハヤテのごとく
セーフティシャッターの元ネタはよく知りませんが、とりあえずヒナギクはかわいいなぁ(それだけ?!)
・こわしや我聞
ある意味桃子の境遇ってチルドレンに近いものがあるんですよね。彼女にとっての本当の「居場所」が見つかりそうだというのに、凪さんあんたは・・・いや、これであっさり死なすような漫画じゃないってわかってるけど・・・っ、でもっ、でもっ!(悶々)
・スクールランブル
天満の誕生日ってことで、久々にラブコメとしてもギャグ漫画としてもいい感じの話になりました。相変わらず播磨切ないな・・・。晶の笑顔も気になります。帯を取られた後のイチさんももっと気になります。そして個人的には司会を務めた嵯峨野ちゃんがお気に入りなのでとっても満足です。(一条トリオは全員好き)
本日の一曲:Here To Stay/New Order